行政書士について / 2021.05.10

行政書士と司法書士の違いとは?知っておきたい仕事内容や就職先を解説!

「行政書士と司法書士って似ているけど何か違うの?」と感じている方も多いのではないでしょうか?

両方とも名前に「書士」と付くため、書類に関わる資格だということはわかりますが、業務内容は異なります。業務内容が異なるため、就職先や平均年収などにも大きな違いがあります。

今回は、行政書士と司法書士の違いや仕事内容、就職先などについて解説します。

この記事を読むことで、行政書士と司法書士の違いを理解し、仕事内容や就職先までを理解できるので、ぜひお役立てください。

行政書士の仕事内容とは

行政書士の仕事内容は、主に官公署に提出する書類の作成業務などを行うのが一般的です。特に、許認可が必要な書類の作成業務に携わることが多く、1万種類以上の書類があるため、それらを専門的に行う行政書士の仕事は多岐に渡ります。

また、単に書類を作成するだけでなく、書類作成における相談やコンサルタント業務なども請け負う場合が多いのが特徴です。

重要な書類作成において欠かせない存在の行政書士ですが、主に士業事務所へ就職することが多いのです。士業事務所とは、法律事務所や弁護士事務所などのことであり、業務を行う上で書類の作成が必要となる業種への就職が一般的です。

就職した場合の行政書士の平均年収は約600万円程度ですが、独立・開業することでさらに上を目指せるのが特徴です。 

司法書士の仕事内容とは

行政書士とよく間違われやすいのが司法書士です。司法書士も書類の作成業務が中心ですが、作成する書類に違いがあります。

行政書士は、都道府県や市役所などへの提出書類が多いのに対し、司法書士は不動産登記や法人登記書類、裁判書類の作成などを請け負うことが可能となっています。

また、行政書士は総務省の管轄資格であるのに対し、司法書士は法務省の管轄資格という違いもあるのです。

司法書士も行政書士同様、司法書士事務所や士業事務所などへ就職することが多いですが、最近では一般企業へ企業法務という形で就職する方も増えています。

司法書士の平均年収は、約449万円と行政書士よりも相場は低くなっています。ただ、司法書士も独立・開業して働くことが可能なため、平均年収を上げることも可能です。

行政書士にできて、司法書士にできないこと

行政書士は都道府県などの官公署への提出書類作成業務、司法書士は登記や裁判書類の作成業務が中心だと解説しました。ただ、それぞれに特徴があるため、行政書士にできて司法書士にできないことやその反対の業務も存在します。

行政書士にできて、司法書士にできない業務の代表的な例は下記の3つです。

・許認可申請の作成やその手続き
・事実証明の契約書の作成やその手続き
・権利義務の書類の作成やその手続き

これらの書類は全て行政機関に提出する必要があるため、上記の書類を作成・提出等の手続きをする際には行政書士が必要不可欠です。具体的には、自動車を相続する際の名義変更等の手続きのサポートも行うことができます。

自動車の名義変更等は自分自身で行う方もいますが、山林等の相続の届出をする際にも行政書士が担当することができます。さらに、行政書士の独占業務は徐々に増えてきており、今後も増えると予測される上に、コンサルティング業務なども行うことができるため、需要は高まるでしょう。

また、行政書士だけでなく司法書士にしかできない業務の代表例は、法人登記や裁判書類の作成などです。相続に関する案件は、どちらも全てを担当できるわけではないため、状況によって使い分けが必要です。

行政書士の資格を取得するステップ

今回は、行政書士と司法書士の違いや仕事内容、就職先について解説しました。

行政書士資格を取得することのメリットは、他の法律系の資格に比べて取得しやすい上に、今後も業務の幅が広がることです。行政書士資格を取得するためには、「一般社団法人行政書士試験研究センター」が実施している試験に合格する必要があります。

受験料は7,000円ですが、受験資格がないため誰でも受験することが可能です。今後の仕事の幅を広げていきたいという方に行政書士資格はおすすめです。

ただ、独学で行政書士資格試験を受験するためには、約800~1000時間程度の学習が必要と言われています。情報が少ない中で行政書士試験に合格するためには、効率的に学習する必要があります。効率的に学習を進めたい方は、隙間時間を使って学習できる『耳勉』がおすすめです。

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