宅建勉強法 / 2021.05.31

脳の仕組みを理解しよう!苦手な勉強を克服するための考え方とは?

前回は「できない」と「慣れていない」の違いについて話をいたしました。今回は脳のしくみによって、苦手意識が湧きあがり、できないでいることについて話をします。皆さんの中にも、自然と出来ない、苦手なジャンルがあると思います。でも、それは脳の仕組みによるもので、本来は苦手でないかもしれません。

脳が最優先で情報処理をするものってなんだかご存知でしょうか。それは「生命維持」です。生命を害するものに対しては即座に各部位に指令を出します。このことをベースに考えると日常生活が面白く見えてきます。

たとえば脳が「つらい」と判断するとどうなるか。生命維持の法則から斥力が働き、その行為を停止するように指示が行きます。そうなると「つらい」と認識された行為を行っても、うまく脳は動こうとしません。私たちはそれを「苦手」と認識します。

苦手意識を克服する脳のメカニズムとは?

勉強を例とすると、親から「なんでこんな成績を取るの」「お前はどうして勉強ができないんだ」「こんなことも分からないのか」と、言われてきた子供が勉強を苦手意識を持つようになります。

しかし、その子供は勉強ができなかったのではありません。「つらい」と脳が判断する環境にあったために、脳自体が、その子供の可能性に制御をかけてしまったとも言えるのです。

ご自身を振り返って感じたことはあるかと思います…。自分が勉強を苦手だったのは、こんな理由があったのかと思われる方は多いのではないでしょうか。実は、日本人の8割の方はこの生命維持の法則で勉強に苦手意識を持っていると私は考えています。

「勉強ができる=いい学校に行ける」という構図があります。勉強は評価が伴うので、いい評価を取るためには成績が鍵になります。その体験を小学校入学から中学校卒業まで誰もが体験をします。この間に脳には勉強についての情報が入力されていきます。

では、一度入力された情報は変えることはできないのか。それはできます。ではどうすればいいのか。同じ事柄でも違うアプローチをすればいいのです。つまり新しい情報を脳に入力するのです。

学校の勉強となると脳が固まってしまうが、ゲームの攻略法となると脳が冴えてくる経験をお持ちではありませんか。覚えると言う点は同じなのにどうしてなのでしょうか。ゲームに関しては、脳がつらいとの判断をしてないからです。

これと同じようにつらいと脳に判断させないアプローチが必要になります。それを見つけることがポイントになります。そのアプローチの仕方については、別途解説したいと思いますが、前回お伝えした「慣らす」→「慣れる」→「習う」→「学ねぶ」→「学ぶ」というアプローチもその一つです。

脳のしくみがわかると、子供の可能性を伸ばすのには、ほめることが大事ということはご理解できるのではないでしょうか。ぜひ、これから新しいことを始める時は、脳によい情報を送れるように取り組んでみてください。

宅建勉強法
無料体験実施中!まずはダウンロード!
無料体験実施中!まずはダウンロード!
無料体験版のダウンロードはこちら